1962年敬請(qǐng)關(guān)注！
簡(jiǎn)介：汐崎百合子は小豆島から神戸の藤陰短大に入學(xué)した。母親フヨが女手一つでここまで育て上げ、自分の母校に入れてやったのだ。母となじみの寮監(jiān)瀬川にあたたかく迎えられ、勉強(qiáng)兼アルバイトの學(xué)校生活がはじまった。快活な百合子はすっかり寮生たちの人気をさらってしまった。一方、小豆島では、百合子の幼ななじみでオリーヴ園に働く宇太郎が、取材に來(lái)た大井川という中年の男を案內(nèi)していた。彼はかってフヨと激しく愛(ài)しあった仲だった。當(dāng)時(shí)無(wú)理矢理ひきさかれた二人の胸には再び青春の炎がもえあがった。夏休みが來(lái)た。帰って來(lái)た百合子は母の様子が今までと違うのをいぶかったものの、遊びにやってきた學(xué)友の十糸子や宇太郎とはしゃぎまわった。お盆になって、フヨは神戸へ行き大井川と會(huì)った。祖母のハツの話をふと立ち聞きして愕然となった百合子は娘らしい潔癖から帰ってきた母を責(zé)めた。そこへ十糸子が自殺未遂という電報(bào)がきた。母親をふりきって神戸行の汽船にのった百合子は、偶然乗り合わせた宇太郎にすがったが力強(qiáng)くさとす宇太郎の男らしさに救われた。十糸子に「反抗だけじゃいけないのよ」宇太郎の言葉をかみしめながら慰める百合子だった。病院のかえり道、宇太郎は彼女に大井川をひきあわせた。「東京へ行きます、もうお母さんにはお會(huì)い出來(lái)ないでしょう」と靜かに語(yǔ)る大井川に百合子は何も言えなかった。彼女の顔に明るい微笑がよみがえったのは間もなくだった。街で夫婦茶碗を二組買った百合子は、一組は「お母さんと大井川さんに」と、そしてもう一組の大きい方を恥ずかしそうに宇太郎にさし出すのだった?！?/p>